『君の名は。』を分析!”神話の法則”を超えてストーリーを自由自在に操る方法(前編)

興行収入が232億円を越え日本映画歴代2位を達成した『君の名は。』。そんな大ヒットアニメ『君の名は。』もハリウッド映画で採用されているベストヒットの雛形”神話の法則”に沿って作られている。『君の名は。』を例にまんがポストとまんが配達員が見つけた”神話の法則”を超えて物語を自由自在に操る方法を紹介する。

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ハリウッド映画も採用!?ベストヒットを生み出すシナリオ術

面白いストーリーをつくろうとがんばるあまりいきづまることってあるよね。そこで今回は映画の都ハリウッドでも採用されている『神話の法則』を取り上げよう。読者が時間を忘れるほど夢中になる物語は突き詰めていくとひとつのパターンにいきつくという・・・このパターンを見いだしたのは、神話学者のジョゼフ・キャンベルで、全世界の神話を研究した結果、共通のパターンがあることがわかったんだって。つまり、人類が太古の時代から、伝えたくてしょうがない大好きな物語にはパターンがあったんだ。

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漫画家になるための地図『荒木飛呂彦の漫画術』

『ジョジョの奇妙な冒険』の作者荒木飛呂彦先生が漫画家になる方法を暴露した『荒木飛呂彦の漫画術』。週刊少年ジャンプのヒットの方程式をはじめ、時代をこえ愛され受け継がれる”王道漫画”を描く方法を誰もが実践できる方法論で気づかせてくれる。漫画家は才能がないとなれないと勘違いしているボクたち漫画家志望者に大きな勇気を与えてくれるんだ。

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思春期男子の本音に爆笑『男子高校生の日常』の共感ポイント

バカバカしくてくだらない、でもあるある、わかるわかると感じてしまう思春期男子の心のうごきをリアルな日常をとおして描き、思春期男子の本音や悩みを笑いにかえた秀作『男子高校生の日常』から漫画の描き方を学ぶ

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世界の人の心を動かす物語の作り方『北斗の拳』の共感ポイント

配達員「『北斗の拳』は1983年~88年に週間少年ジャンプで連載、開始3ヶ月でジャンプの部数を50万部も伸ばし、日本だけでなく海外にも輸出され、世界中の子供たちの間で大人気になった漫画だ。

一方で、人間が残虐にあつかわれる描写に批判も多く、『北斗の拳』が放送された当時、ヨーロッパなどでは、”日本の漫画は子供に見せたくない”という声も多かった。

暴力がすべてを支配する世紀末の世界・・・力のある者が民衆を支配し、気にくわなければ殺してしまう。頭が破裂し、肉体がくだけ散る・・・こういった部分だけにフォーカスするなら、たしかに『北斗の拳』は”子供に見せたくない残虐なまんが”といわれてもしかたがない。

そんな一見すると残虐な印象の『北斗の拳』だけど、なぜケンシロウは子供たちのヒーローでありつづけたのか・・・実はここに『北斗の拳』のストーリーの根底にながれる、多くの人に共通する”共感ポイント”があるんだ。

ポストたたたたたたたた!」

配達員「『北斗の拳』の共感ポイントは、日本人だけでなく国境や人種を越えて、世界の人の心を動かすほど非常に強い共感ポイントなんだ。悪用すると人の心を操ることだってできてしまうんだよ・・・

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